私は、前職で新卒から中途採用など採用面接官をしていました。
面接官の視点から見た、30代の転職者に向けた履歴書の書き方をサポートできればと思います!
30代にしか書けない履歴書を書いてライバルに差を付けて内定を勝ち取りましょう!!
転職に有利な、履歴書の書き方を知りたい!
履歴書で印象を良くしたい!
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面接官の経験から好印象な履歴書の書き方を伝授します!
履歴書の役割とは?
履歴書は一言で言えばあなたの基本的な情報を伝える為のツールです。
あなたが、どのような人なのかを把握する事ができます。
具体的には。。。
・氏名
・生年月日
・住所
・連絡先
・学歴と職歴
・免許や資格
・志望動機、特技、自己PR
・本人希望欄
これらは基本的な履歴書の記載内容となります。
基本的な情報とは言え、手を抜かずにしっかりとアピールしながら、丁寧に書き上げる事が重要です。
履歴書の具体的な書き方
履歴書を書く上で大事なのことがありますので項目別にポイントを解説します。
基本を押さえてマナーを守れば問題のない範囲での履歴書は作成できます。
採用担当者に解りやすく正確に情報を提出する事を意識する事が重要になります。
日付
送付日や持参日として職務経歴書と同じで構いません。
写真
オススメはやはり写真スタジオで写真を撮ることですが、、、個人で機械で撮っても構いません。
写真サイズですが履歴書にも記載されている、
「タテ40mm×ヨコ30mm」が一般的です。
のり付け前に写真の裏には氏名と撮影日を記載しておきましょう。
万が一、企業側で書類を扱う際にはがれてしまった場合に履歴書と写真を一致させる必要があります。
生年月日
西暦か和暦は特に指定が無ければどちらでも構いません。
私は西暦で記入していました。
必要書類(職務経歴書など)と統一しておくようにしましょう。
住所
現住所を都道府県名から記入します。
算用数字(1234)で記入しましょう。
フリガナ・ふりがなが必要な場合は番地名までを記入します。
住所が長い場合は2行になってもいいので読みやすさを優先しましょう。
連絡先
あなたの携帯や自宅の電話番号を書きます。
メールアドレスについてはパソコンのアドレスがあるのであればそれを使いましょう。
企業から、添付資料などが送られてくる場合がありますので、ファイルが開けない事態を防いでおきましょう。
学歴と職歴
中途採用の場合は、高校からの学歴を書くようにします。
高校名や大学名を含め、会社名や部署名は略さず正式名称で書きます。
職歴が多くても、全ての職歴を書くようにしましょう。
在職中の転職については「現在に至る」を記載します。
退社理由も「一身上の都合により退社」「会社都合により退職」「業績不振による希望退職」など書いておきましょう。
免許や資格
免許や資格は正式名称で書きましょう。取得年月についても正確に記入します。
入社後に特に業務に必要な資格は合格証のコピーを提出する必要がある事がありますので、
合格証などは保管と準備をしておきましょう。
志望動機、特技、自己PR
要点を抑えて簡潔に書くことをオススメします。
面接官が気になることは面接の時に深堀しますので、面接官の興味を引かない内容をここで長く書くとよりも、
簡潔に多くの事をアピールできる方が情報をより多く渡すことが出来ます。
志望動機のポイント
志望理由を書きますが、中途採用の場合多くは即戦力としての採用を期待しています。
なので、やる気をアピールする事よりも、より具体的な内容を書いた方が効果的です。
あなたにはどのような経験があって、何が出来て、企業に対して何に貢献できるのかを明確にすることが重要になります。
企業研究をしっかり行い、求める人材とあなとのアピールポイントが一致するような内容であることがポイントになります。
本人希望欄
給与や待遇について記載するのはオススメできません。
履歴書評価の段階でライバルと同等な評価の場合に希望欄に企業として希望に添えない記載があると、採用が難しくなります。
記載内容によっては採用の可能性を下げてしまいます。
しかし、空白で提出するのは良くありませんので「貴社の規定に従います」「貴社規定でお願いいたします」などを記入します。
決して、「特にありません」「特になし」とは書いてはいけません。
効果的な自己PRを書こう!
自己PRは転職活動において、あなたの強みをアピールする重要なポイントです。
効果的な自己PRを作成する事で、企業があなたを採用する理由を見出すために必要になります。
評価される自己PRを書くためのポイントを紹介します。
1.過去の経験や実績を振り返りましょう
過去の仕事の内容をもとに、どのような結果を出すことが出来たのかを考えます。
製品の製造や工程管理
・製造効率を20%向上
・改善により不良発生件数を年間10件削減
営業
・新規顧客を10件獲得
・新商品販売数を15%向上
購買管理
・仕入れ額を年間10%削減
・新規仕入先を3社追加
仕事でのポジションと内容、成果を具体的に整理しましょう。
ポイントは具体的に数値を盛り込むことが出来れば説得力を増やすことができて、採用担当者もイメージをしやすくなります。
2.求められる能力を把握しよう
企業の募集内容や職種やスキル条件をしっかり把握してどのような能力が求められるのかを想像してみましょう。
企業の求めている能力とあなたのこれまでの経験や実績がマッチする部分が最大のアピールポイントとなります。
実績や経験から、能力を導き出してみるのもおすすめです。
営業売上の実績を20%向上させた。
・新規案件の開拓能力
・お客様との高いコミュニケーション能力
・交渉力
・提案、プレゼン能力が高い
生産能力を20%向上させた。
・マネジメント能力が高い
・メンバーとのコミュニケーション能力が買い
・トラブル解決能力が高い
・目標の達成意識が高い
業種や企業、ポジションによって求められる能力、必要な能力は異なりますがマッチングできるポイントでの能力を把握するようにしておきましょう。
3.自己PRの書くポイントを押さえておこう
履歴書に記入できる範囲は限られています。
あれもこれも書こうとすると散らかった文章になり、伝わらない自己PRになってしまいます。
・どのような状況(課題)に対して
・どのような考えで
・実際に、どの様に行動したのか
・結果はどうであったか
・この事からどのように貢献できるのか
これらについて、まとめてわかりやすく文章を作成する必要があります。
・記入枠の7~8割程度
・適度なスペースをつくる。
・箇条書きを利用してわかりやすく記入する
・具体的な数字を使用して説得力を増やす
・小さな文字で長々と書く
・段落を使わずに続けて文章を書く
・誤字脱字やおかしな文章
これらに注意して、見やすく、理解のしやすい文章作成を心がけてください。
面接時には履歴書に書いているPR文の深堀りを回答することができますので、準備しておきましょう。
面接で履歴書の内容を読み上げているようなPRの回答はおすすめできません。
担当者に「自己紹介をしてください」などの自己PRに近い質問が来た場合、履歴書に書いている内容に触れながらも更に深堀りした内容で答えられるといいでしょう。
効果的な履歴書の作り方まとめ
私の今までの経験では、履歴書を見て自己PRが上手く書けていない人が、多く居ました。
伝えたいことは分かるのですが、文章から背景や具体的なイメージがしにくい文章が多い印象です。
具体的な数値や、状況、問題解決や成果を出したプロセスなどが抜け落ちていてもったいない履歴書を多く見てきました。
特に自己PRについては、相手に伝える事が重要であり自己満足で書くものではありません。
さらに言えば相手が興味を引く書き方を今回紹介した方法を参考にすれば面接の時に話を広げてさらにアピールすることも可能になります。
効果的な履歴書を書かなければ書類選考も突破できずに面接に辿り着く事さえできませんので、重要な要素と言えます。
ライバルに差をつけて書類選考を突破できる履歴書づくりを目指しましょう。
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